vol.6 ●宿泊先は築100年!?

Fat Tuesday Air Line
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あっぱれハーレム、へっちゃらニューヨーク!!


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というわけで、私のサブレットの舞台となったこのアパートは、
なんと100年以上前に建てられた、かなり年季の入った建物。
入り口には重くて大きな鉄の扉がで〜ん。
その内側にこれまた扉があり、
どちらにも厳重に鍵がかけられていた。

に入ると、幅1m半位しかない階段がオレンジ色の明かりに
ぼんやり照らされている。しかもその階段、2階までが石造り、
そこから上は木造というレトロさだった。

JFK空港からここに到着したのは夜10時。
しかも、ホテルではなく、
生活
感満点のリアル・ハーレムのアパートへの初めての潜入だ。

ぴりぴりとした緊張感が支配するとともに、
かなりがんばっちゃってる建物が、
今もちゃんと使われ、しっかりと人々が暮らしていることに、
ちょっとしたカルチャーショックを受けたのであった。


ちなみに、私が滞在したのは3階。
耳を澄ますと、
住人はどんな時間であろうとも、
大声でおしゃべりしながら階段を上がってくるし、
子供達はといえば、
どっちが早く上れるか!!と、兄弟で運動会を繰り返す。
狭い階段で住人と鉢合わせになれば、
そのうち自然と笑顔で挨拶を
交わすようになってくる。

部屋にいるだけで、手に取るようにわかる住人達のドラマは、
これから過ごす23日間を
めいいっぱい楽しませてくれた。

この階段は、
私がハーレムのリアルライフに触れた初めての場所であり

ハーレムの人々の懐へ飛び込む最初のステップを踏み出した、
わすれられない場所でもある。


しかし帰国の朝、
荷物ではちきれそうなスーツケースの重さで、
この階段を転げ落ちそうになったのもこの私。
懐に飛び込むどころか、ハーレムホスピタルのベッドへまっしぐら!
になるところだった・・・。

よし、わかった。
手荒なお見送りとして、
今日のところは、こんくらいにしといたる!
次に私が訪れるまで、待ってろ! 大好きなハーレム!

PS.大家さん、皆様のために、
エレベーターつけてあげてください。
お願いします(涙)。

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